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第8回 水辺環境 雑感
 
 
カモ外来の生きもの

  琵琶湖岸まで続く葉山川サイクルロードは四季折々の自然観察コースであり、まことに有難い。この6月、歩きながら植物を撮影してまわったら300枚に達した。
 外来性植物が驚異的に増えているが、あの広がりの早さは何なのだろう。黄色い花の群落を見つけると、オオキンケイギクやブタナ。古い植物図鑑には載ってないようなものが幅をきかせている。
 明るい黄色の可愛い花をつけるセイヨウヒキヨモギは日本で自生が発見されてまだ30年ほどであるが、今や葉山川河口付近で相当数を見る。コバンソウにいたっては、湖岸道路の両脇をかためるほどにはびこっている。
 カメやウシガエルが多いのにも驚かされる。カメは、観察した50個体のうち、ミシシッピアカミミガメが実に44匹を占めていた。このカメは在来のクサガメやイシガメより一回り大きく、頬に赤い紋様があるのですぐ分かる。子どもはミドリガメ(単なる呼び名)として売られているものだ。
 ワニガメも大津や彦根で発見された。琵琶湖の生態系がブラックバスやブルーギルで大きく変わってしまったのを誰もが知っている筈なのに、心無い飼い主の気まぐれだろうか、心痛むことである。
 今年、ミドリカメを葉山川で捕まえたので、こちらは今や自然繁殖しているものと思われる。
 
ほのぼのニュース

 ほのぼのニュース! 今年もカルガモ親子を3カ所で確認。小さなヒナを4羽から8羽連れていた。平湖に面した細い水路で見たカイツブリ親子は実にほほえましく、ヒナを背中に乗せて遠ざかって行った。矢橋帰帆島の湾内に注ぐ側溝ではバンの親子連れを見た。いずれも周囲に潅木が覆いかぶさるように茂る場所がある面で共通し、やや大きい川ではヨシの茂みで岸から隔離されている環境であった。
メダカやホタルは確かに激減しているが、草津でもいるべきところに棲息しているのも事実です。
 
水辺の楽しみ

  私の郷里は今治市。川は子どもが入って遊べる程度の浅さで、藻が生えた砂底の川が多かった。子ブナやオイカワの群れ、あわてて巣穴に逃げ込むモズクガニもいた。藻の下手に玉網をすえ、上手からジャブジャブと足で追えば色んなものがすくえた。深みで捕まえたタガメやミズカマキリなどの水生昆虫、湖面を飛ぶチョウトンボのあの羽根の紫の輝き、ギンヤンマのオスの鮮やかな色・・・ 
 よく遊びに行ってた水辺はいつもこんな楽しみが詰まっていて、必ず獲物を持ち帰っていたものだ。海に近かったせいか、河口付近では特に生き物の種類も多く、遊びの種類も多かった。


 私たちは利便性を追及する開発を進める中にも、自然保護の大切さを知っています。
彼らが住んでいる環境を観察すれば、生物が生きていくために必要な空間を教えてくれます。自然保護や私たちの住環境として何が必要で、私たちに何ができるかのヒントもそこにあるように思います。
 滋賀県は琵琶湖を囲んだドーナツ地形。生物多様性を語る理想郷だと思います。消え行くものを守り、自然と親しめる優しい水辺環境の保全を目指したいですね。
 
 
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